夏の星空 今年の夏の話題は、リニア−彗星と皆既月食です。リニア−彗星は7月上旬から8月中旬にかけて北の空を通り、明るさ3等星くらいになると予想されています。月食は7月16日の宵から始まり、赤い月が南の空低いところに見られます。皆既食は22時から始まり、23時頃最大、0時前に皆既食終了、となります。
さよなら、お月さま 5月6日〜7月16日
家に忍び込んでは大事なものを盗み、食べてしまう迷惑なけむしが、ある夜、今度は月を食べようとトマトの宇宙船で旅立ちます。しかしたどりついた月は、何もないところでした。
ギャラクシー・クルーズ 7月22日〜9月3日 銀河に浮かべた、白い小舟、・・・で始まる歌を聞いたことがありますか。
星からの伝言−7月16日の皆既月食7月16日から17日にかけての夜に、皆既月食が見られます。月は太陽の光を反射して輝いていますが、この夜地球の作る影の中を通るため、暗く見えるのです。地球の影はふちがぼけていて、部分食の状態では影のふちはあまりはっきりしません。また、暗い部分にも赤っぽい光が入り込んでいるので、皆既中でもふつうは赤黒い月が見られます。今回、月は影の中心近くを通るので、皆既の継続時間が長くなります。肉眼でも観察できますし、もしも双眼鏡などがあれば部分食の時に地球の影のふちのようすを眺めてみるのもよいでしょう。地球の自転による動きのため、見かけ上月は東から西に移動して行きます。しかし月の公転方向は日本では向かって右から左になるので、見た目の動きとは反対の左側から欠け始めます。
表紙解説 さそり座・いて座を流れる夏の天の川は、全天を帯のようにとりまく天の川の中で最も濃く、太い部分です。そちらの方向が、凸レンズのような形をした銀河系の中心になるからです。さそり座が南中するころには海に注ぐ河口近くの大河のように、また、夏の大三角形が天頂をよぎるころには、まるでまっさかさまに落ちる滝から上がったしぶきのようでもあります。 ※ここに載せた内容は、銀河98夏の内容です。
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