石仏調査の手順(「日本石仏事典」を参考)
伊藤 宰平
<調査の準備>
・調査カードを作る。
・調査計画をたて、調査の地域を決める。
・その地域の情報を集める。
・地図を準備し調査コースを決める。
・調査用の筆記具、巻尺、ブラシ、片栗粉、年代表(干支表)、参考書(梵字、仏像など)、カメラ、フィルム等を準備する。
<調査の手順>
・ブラシで塔についている泥、苔を取り除く。
・掃除がすんだら、石仏をよく観察して、特徴をつかむ。
・調査カードに石仏をスケッチ、刻像や銘文を位置を明らかにして、カードの各項目に記入していく。
・石仏の幅、厚さ、高さを測る(必要ある場合は刻像の幅、高さを測っておく)。
・石仏の正面と、石仏の周囲がわかる中景の写真を撮る。その他、主尊や銘文など必要に応じて部分写しをしておく。
・干支表(年代表)と対象して、年号や干支の読み違いや記録違いがないか確かめる。
・わからない所やあやふやな点は再検討する。想像で記録しない。
<その他>
・地元ではこの石仏をなんと呼んでいるか。
・元から此の場所にあったか。
・この石仏について言い伝えはないか。
・この石仏に何を奉納するか。奉納する場合何の為に(目的)、いつ(時期)奉納するか。
・この石仏の管理者は誰か。どのように管理しているか。
・この石仏の為にお祭りなどの特別な行事を行うか。それは何時に、どのようなものであるか。
・・・・・・・これらを地元の年寄りの人に聞いてメモする。又、石仏に詳しい人を紹介してもらったり、近くの石仏の所在地を教えてもらう。