年報 第1号

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■博物館の生まれるまで
 T.経過と基本構想
   1.建設準備の経過
   2.文化センター構想と博物館
   3.建設の「趣旨・目的・性格」
   4.地域博物館の構想
   平塚の博物館構想
 U.建築
   1.建築設計の経過
   2.基本設計で留意した事項
   3.建築工事と施設の概要
   4.実施設計・施行上の留意事項と問題点
   「平塚市博物館」の設計について
 V.展示
    1.展示設計と製作の経過
    2.展示の基本構想
   3.設計・施行上の留意事項
   4.展示のテーマ
   5.各コーナーの目的・内容・展示法
   展示設計・製作にあたって
 W.予算と器材
   1.主な器材
   2.予算
 X.建設準備室の活動
   1.建設準備の組織
   2.建設準備室の活動
    (1)活動の概要
    (2)調査活動
    (3)収集活動
    (4)研修
    (5)教育普及活動
   3.建設研究調査委員と特別研究員
   準備室をふりかえって
■誕生した博物館
 T.運営と利用状況
   1.開館1年の歩み
   2.運営と予算
   3.条例
   4.博物館の利用状況
 U.教育普及活動
   1.教育普及活動の計画
   2.特別展の企画と実施
    (1)特別展示室の概要
    (2)特別展の構想
    (3)相模川の舟と漁<相模川流域シリーズ1>
    (4)「相模川の生きものたち」<博物館流域シリーズ2>
    (5)発掘への招待 No.1<相模川流域シリーズ3>
    (6)相模の人形芝居展<博物館資料シリーズ1>
    (7)平塚市所蔵美術展<博物館資料シリーズ2>
    (8)寄贈品コーナー<1階展示室 No.14>
   3.プラネタリウムの運営
   4.体験学習シリーズ
   5.野外教育
   6.講演会等の事業
   7.出版活動
   8.教育普及活動の実態
 V.調査・収集・整理活動
   1.各分野の調査・収集・整理活動
   2.館内アンケート調査
 W.開館1年をふりかえって
   1.はじめに
   2.博物館の位置などについて
   3.ともに考える展示
   4.活動的な博物館
   
5.反省と展望

 本書は、平塚市博物館の建設に至るいきさつ、準備の経過、開館後の活動について記録をまとめたものである。年報の第1号として、建設準備の過程に重点をおき、建築・展示・運営の計画について、博物館学的資料となりうるよう編集した。開館後の事業については、特に教育普及活動を中心にまとめてみた。なお、紙面の都合で割愛した点も多い。
 第2号以降の年報は、事業報告的な内容と、研究紀要的な内容をあわせ持ったものにしていく予定である。

 

  はじめに
 平塚市博物館は昨年5月1日に開館しました。まだ誕生日も迎えていないヨチヨチ歩きといったところですが、ここまでくるのに10年の歳月が流れています。
 もともと建物が指名応募設計による入選作品であった関係上、具体的作業に入っての最初の難関は、考え方の力点をどこにおくかということからくる設計者側と準備室側との見解の相違でした。
 また、内部の展示にしても、基本となる原資料を補いながら、ストーリーの組立ても並行的に進めるといった具合で山積する課題を一つ一つ克服していく作業の連続でした。
 いよいよ建設という段階になったとき、石油危機に見まわれ延期せざるをえない状況にも追い込まれました。
 ここに集録したものは、博物館づくりの過程と開館以来今日までの事業内容等を具体的な記録にとどめ、世の批判を乞い、足りなかった点を今後に補うために、全館員によってまとめたものです。
 今までによせられた多くの市民の方々の力強い励ましと、郷土愛に支えられた大きな協力に対し深く感謝すると共に、前博物館建設準備室長 故島崎康信・同主任 故岩嶋皎一・前博物館建設研究調査委員 故吉野秀雄の三氏に対し、本書を捧げるものであります。

  昭和52年3月

                           平塚市博物館
                              館長 菅 間    荘

 

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